変形性股関節症とは、股関節の軟骨が摩耗し、関節が変形していく疾患です。

股関節は人体で最も大きな関節の一つで、体重や歩行時の衝撃を支えるため、
負担が大きく進行性のトラブルになりやすい特徴があります。

特に以下の特徴を持つ方は発症しやすいとされています

• 女性（ホルモン・体幹構造の影響）
• 先天的な臼蓋形成不全
• 足を組む癖がある
• 片足重心・左右の脚の使い方が偏っている
• 運動習慣がない、または逆に使いすぎる

つまり、骨の問題だけでなく、筋肉・姿勢・歩き方の癖が症状に大きく影響します。

変形性股関節症では、関節そのものの変化だけでなく、
周囲の筋肉の緊張・筋膜の癒着・神経の圧迫が症状の大きな要因になります。

特に鼠蹊部やお尻が痛くなる理由は、以下の深部筋が硬くなるためです

【痛みが出る場所】　　　　　　　　　　　　　　　【関係する筋肉・組織】
鼠蹊部（足の付け根）　　　　　　　　　　 　腸腰筋・大腿直筋・恥骨筋・靭帯
臀部の深い痛み　　　　　　　　　　　　　　梨状筋・中殿筋・大殿筋・坐骨神経周囲
歩行時の痛み　　　　　　　　　　　　　　　内転筋・股関節包・関節軟骨

特に腸腰筋（ちょうようきん）と中殿筋が硬くなると、
股関節の動きがロックされたように制限され、動作時に鋭い痛みが出ることがあります。

これは痛みがあるから動かない → 筋肉が弱る → 関節負担が増える → さらに痛い
という悪循環です。

変形性股関節症は、次のように進行段階が分かれています

• 初期：違和感・疲労感・動作時の痛み
• 中期：歩行制限・痛みが持続する
• 進行期：関節の変形が強く、可動域制限が顕著
• 末期：人工股関節手術が検討される段階

初期〜中期で適切なケアを行うことで、進行を遅らせることができると言われています。

逆に、「年齢だから仕方ない」と放置すると、
改善だけではなく負担増加→炎症→進行加速に繋がるケースもあります。

当院では、痛みの表面的な解消ではなく、股関節に負担をかける原因となる
体の使い方・姿勢・筋バランスを整えることを目的とします。

• 湿布・痛み止めで誤魔化している
• 病院では「経過観察」としか言われなかった
• 将来的な手術をできるだけ回避したい
• マッサージや姿勢改善で根本改善を目指したい
• 歩行・立ち上がり・階段動作で痛みがある

一つでも当てはまる場合、早めのケアが効果的です。

変形性股関節症は進行性ですが、正しいケアと生活習慣の改善で負担を軽減し、
痛みのない生活を目指すことは可能です。

放置するほど改善に時間がかかります。
気づいた今が最適なタイミングです。

当院では、マッサージ×姿勢改善により、股関節の負担を根本から整えます。

• 土日祝営業
• 予約制
• 初めての方も丁寧に状態を確認します

痛みが生活の制限になる前に、ぜひ一度ご相談ください。